修士1年前期を振り返って
コロナ禍で,研究・仕事・インターンなどほぼ全てがリモートで行われた半年でした.いい面・悪い面・感想たくさんあるが,とりあえず半年を振り返る.
やったこと
英語論文誌投稿
卒業研究で行っていた空中像光学素子のシミュレーションから追加の実験を行って,論文誌に投稿した.空中像とかだとデバイスが必要になるのでリモートだと難しいんだけど,幸いCG使ったシミュレーションだったから,すんなりリモート移行できた.
卒論時は手を動かすことが多くて先行研究サーベイとかあまりできてなかったから,いい機会で結構幅広くサーベイすることに力を入れていたと思う.あとは追加実験をするときに正解データを実物で取りにいけなかったりして,コロナ禍辛いなって思った記憶.
今は査読中で多分来月くらいには返ってくるんじゃないかな...頑張ったので通って欲しい...
SONY R&D インターン
修士始まった当初はインターンよりも研究したいなって思ってたけど,博士行かない(多分)身としてはちゃんと就職のこと考えないとなってことで応募した.せっかくなら自分の技術が活かせるかつちゃんと学べるところがいいなと思ってSONYのCG部隊に応募したら,無事通って参加させていただくことができた.
完全リモート下でのインターンだったので,かなり制約はあったけどチャレンジングな課題を与えてもらってすごく楽しかった.このインターンはハッカソン的なものではなくて,ちゃんと研究課題をサーベイ・開発していくもので,社員の人も課題に対する議論とか環境整備とかすごく親身に対応してくれるので,企業研究者の働きに興味ある人にはとてもオススメ.
VR学会発表
9/16 - 9/18にVR学会で発表してきた.位置付けとしては空中像シミュレーションの研究で次ステップに進むためのマイルストーン的なものなのだろうか.
オンライン学会参加は2度目だけど,今回のVR学会ではオンラインで議論するための工夫とか楽しい催し物がたくさん用意されていて,いつもの学会とは色が異なるもののとても充実していたと思う.運営の先生たちの努力と発想力にはいつも頭が上がりません...
とはいえ課題もあるなーと思ってて,初めて参加したオンライン学会でも同様だったのが,ポスターセッションであまり議論ができないこと.Hubsなどのシステムだと,どうしても素通りの人が増えたり,そもそもPCスペック足りなくてHubs入れないとかで,足を運ぶ人がとても少ない印象があった.やっぱりSNSで積極的に発信してきてくれアピールをするべきなんだろうな.反省.
IVRC企画委員
Webのアーカイブを整理する係として,今年1年間企画委員を任されている.こうして運営側になってみると先生方の多大なる尽力が目に染みる.運営の人がこれだけ頑張ってるんだから,自分も投稿するときはこの人たちが楽しめるようないい研究・作品を出すべきだなという気持ちになった.いい経験.
その他
授業
大学院の授業を前期でほとんど取り切った.毎日授業があるのが,他に仕事とか論文作業があると結構苦痛だったけど,後期からこれが軽減されるとなると結構気楽.
研究室でのメンター
研究室B4のメンターをした.すごく優秀でこっちが学ぶことの方が多かったんじゃないかな.同じくシミュレーションを扱っていたが,自分とは違う視点で,自分の研究に対する目線もかなり広がった.ありがとう.
ただ,先輩としての自分はは40点くらいだったな...例年だったら研究室にいるからどんな感じで研究をしてるのかとか肌で伝わる部分が,オンラインだと難しかった.スケジュールの話とか研究作法とかもっと伝えたほうが良かったことがたくさんあるけど,ただ言われるだけだと入ってきづらいよなぁ.ミーティング回数増やすのも嫌だし...後期からは徐々にコロナ以前の姿が戻るらしいし,メンターは前期で終わるけど適宜伝えて行けたらいいな...
前期を終えてみて
もっと頑張れたかなぁというのが率直な感想.ただ,僕はワーカホリックにはなれなくて,適度に頑張るのが合ってるなと思った.後期からは色々手を出しながら,コンテストとか論文投稿頑張って行きたい.